人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

イタリア旅で感じた 豪華な建築物の奥深さついて。

 

「イタリア旅で感じた

 豪華な建築物の奥深さついて」




今回のイタリア旅で感じたのは「歴史はこんなにも面白いのか。。」という発見でした。もちろんファッションのことも見てきたのですが、それよりも歴史が本当に面白かったです。現地の人の話も聞きながら、ネットや本で歴史の話をむさぼるように読み漁りました。歴史的なものに触れることで、自分の中にも興味が沸き、自分で調べることで学ぶことができていく。ああ、、学校の歴史の授業がこんなスタイルだったらもっと面白かったのか、それともいろんな課題とぶつかっている今だから歴史が面白いと思うのか、、わかりませんが。調べていくうちに、日本の歴史。中国の歴史にも結び付いていき、いろんなパズルがつながっていくようでした。



お恥ずかしい話、ヨーロッパに行くときは、いつも美しいものが見れたらいいな。。
そんな感じで見ておりました。。。が、、それは違う。。。ということに気づきました。なんであんなに美しく贅沢で複雑な建造物をつくったのか。そこの真意をもっと
知らないといけないということに気づきました。本当に不思議なんです。。。ヨーロッパでは装飾という言葉を使うようですが。柱。壁。扉。天井。通路。どこも装飾の嵐。装飾につぐ装飾。現代の建物と見比べてみてください。どれだけ装飾が入っているのか。。。人は生きようと思えば装飾がなくても生きていけるんです。なのにどうしてこんなに装飾をしたのかすごく疑問がわきました。

 


こんな紀元前の時代からよくこんなに手の込んだ装飾をしたなと。。でもよく見ると。その装飾がされてる場所の大半は教会や宮殿関係関係なんです。。観光にいけば教会。教会。教会。教会。に出会う。こんなにも教会があるのかあと。。なんとなく思っていたのですが、よく考えてみると、なにかおかしいと思いませんか?絵を見れば、イエスキリストや聖母マリア、聖母なんとかさん。。のものばかり。なぜすごい絵はキリスト関連のものばかりなのか。なぜこんなにも教会があって、教会をこんなに飾り付けるのか。。すごいものだと300年とか、500年かけてつくった教会も多数あります。おかしくないですか。。。300年とか500年の計画ってことは、計画の段階でその設計した人は生きてないことが前提なんです。。尋常ではない時間的感覚の計画んです。私の頭の中は、疑問だらけでした。。


自分の中でも消化しきれてはおりませんが、ヨーロッパの観光をすることにおいて。キリスト教と教会の歴史と、当時の生活文化についての理解なくしては解読できないことに気づきました。そこで、キリスト教や教会のこと、そのときの暮らしや、その当時の人たちの気持ちになりきって調べたり考えてみることにしました。私はとくに宗教家でもなんでもありません。。無宗教な人間ですので、あしからず。


キリスト教はそもそも、旧約聖書と新約聖書があります。紀元前の時代につくられたのが旧約聖書。いろんな神様の話と教えが書かれております。新約聖書はイエスキリストのそれはそれは素晴らしい物語と教えが書かれております。このあたりの流れを読み解くと実はイスラム教もキリスト教もユダヤ教も同じ教えから枝分かれしてできた宗教らしいです。キリスト教が普及しだしたのが、西暦300年代。当時のローマ帝国も、キリスト教ができたばかりのときは弾圧をしていたのですが、キリスト教の教えの賛同者が増えて勢力があまりにも大きくなったので国の宗教として認めていくという歴史がありました。


当時は、世界中にいろんな宗教があった。。信仰があった。今では想像がつかないかもしれませんが当時は科学技術が乏しく、病気も天候も作物が採れるか採れないか、飢えや寿命も、子供の死でさえも理解できないものはすべて神様の存在を前提に人々は理解をしておりました。そうでないと、理解ができないからですね。当時の子供たちは、50%しか20歳まで生きれなかったのです。人口の半分は子供たちというくらい、今とは正反対の人口構造。


災いも不幸も、死も神様次第であるという考え方。それが正しい正しくないは別にして
よくわからないものは怖い。怖いからい神を信仰し、救いや許し、幸せ、生活をよりよくしたい。当時は、そんな状況だったんだろうと思います。キリストの教えは、禁欲、質素倹約、罪の意識、神は絶対、死後の幸せなどを前提にしておりました。教会をつくり。お祈りをし。神父様から話を聞いたり許しを得たり。洗礼を受けたり。。(すいません。私も理解がまだまだ乏しいので間違っていたらすいまsでん)日本でも縄文時代より以前の古来から神にお祈りをしておりました。それはやりかたは違えど、どこの国もそんなに変わりはないのかなと。


当時、環境も厳しく、農作物も育ちにくい土地でもあったヨーロッパの大地全域で
貧しい暮らしをしていたヨーロッパ中の人々に、キリスト教が広がり国ですらも横断する巨大な組織になっていきました。国の統治はありながらも、その上にとキリスト教組織があるというような構造になっていたようです。その当時の人々にとっても国や権力者にとっても教会というのは絶対で、とても大切な存在であったことがうかがえます。
また、教会とキリスト経は絶対的な存在で、生活のすみずみまで影響を及ぼしていました。


もちろん人間、いい人ばかりではありません。組織が大きくなっていくと、私利私欲、権力争いに満ち溢れた情勢でもありますので国や権力者も、キリスト教を利用することも多々起きました。キリスト教を利用して、植民地を増やしていった歴史もあります。
お金が足りなくなり免罪符(お金を払えば罪が許される)というのをつくったりもしました。そんな歪んだキリスト教と権力者に反抗をすることで生まれたのがプロテスタントでもあります。


そんな弾圧的閉鎖的な中世キリスト時代から、かつての自由で華やかな個性と人間性を
大事にしていたローマ時代に戻ろうというような動きでもあるルネッサンスも生まれました。このあたりの話をすると、かなり長くなりそうなのですが、私の訪れたフィレンツェのメディチ家にまつわる話にもつながっていきます。調べてみたのですがかなり面白い話でした。。。いち商人だった人なのですが、、一大商人となり国も教会も
牛耳ってしまうのですが、、当時の芸術家のパトロンでもあったのです。


とまあ、ここだけでは書ききれないものがつまっているのがヨーロッパの歴史であります。そこには、キリスト教と教会、そして芸術、そして人々の生活は密接にからみあいながら育まれてきました。信仰は強く、信仰を信じて巨大な教会や建物ができていったということであります。またもちろん勢力争いや、信仰の強さの象徴、見栄というものも多大にあったと思いますがキリスト教の影響なくしては語れないと思いました。


※詳しい方いらっしゃれば、ぜひ私にいろいろと教えてください。そんなヨーロッパの歴史について語ろう会なんてのもできたら面白いですね♪

 

 

久本



















(旅で感じたファッションのこと)


ファッションについて面白いなと思ったことは、ヨーロッパは
世界的に飛躍していくブランドと飛躍しないブランドの2極化が
極端なほど進んでいるんだなという印象でした。
大衆ブランドと、ニッチブランドの2極化という感じでしょうか。
そして。ハイブランドの超個性偏重。
それがとっても観ていて私的には、面白い。
グッチを皮切りに、ルイヴィトンも、フェンディも、プラダも、
超個性に振り切っております。伝統的なブランドデザインを
大切にしてきた彼らの遊びっぷりが、本当に面白い。。
グッチについては、中国の爆買マーケットを意識してのことなんだろうなと
思ったり。中国人の心を揺さぶるような東洋系デザインを取り入れております。
おそらくですが、日本もその流れが落ちてきたり、増えてくる
この2~3年なんだろうなと思います。街を見れば個性的なオシャレな
大人女子に出会う確率が増えてくると思います。
これはチャンスだと思います。皆様もぜひぜひ恥ずかしがらずに、
自由で自分らしいファッションで街を闊歩しながら楽しんでください。
この2019年はそんな女性が注目されることでしょう♪


そして日本人は改めて世界一美しいと感じました。
日本にいて、日本人が好きだから、そう思うのかな。。とも思ったのですが
きっと違います。日本人の美意識や周りへの気遣い思いやりの文化が
この美意識文化を育てたんだなと思います。
イタリア人もヨーロッパ人も、基本空気を読みません。いい意味でも悪い意味でも
マイワールド主義です。自分が一番なんです。自分が正しいと思えば意見を曲げませんし
違うと思えば、声を荒げて議論します。目を見て、顔を見て、表情を見て、その場の
空気を読む文化ではないのです。日本人はずっと島国にいて他の文化の影響を受けたり
侵略を受けなかったおかげで、世界一コンテクスト(言葉の奥にあるものや、行間)を読む力を
持っている民族です。だからこそ、ファッションや美容の微差を見分けますし、そこに美しさを
感じます。服やメイク、ファッションの中にある行間をいい意味、悪い意味も含めて
空気を読みますし、理解できます。そこに良さを感じ取ることができるのです。


なので、食も、服も、ライフスタイルも、日本は世界一の感性を持っていると自負できます。
つまり高度の理解をし、高度な楽しさを知っていると思います。
自分たちは遅れてると思っていたら、実は世界一だったという感じ。
なので、食も服も、ライフスタイルも、もっと世界に輸出して伝道していくべきだ。
というのが、私の日本人に対しての想いです。もっともっと世界に出て
その感性を伝えていくべきなのではないかと思います。なので、どこかのタイミングで
日本のライフスタイルやファッション文化の世界進出をしたいなと思うに至りました。


また余談で、イタリアの男性が非常にかっこいい。。
そういう文化なんでしょうね。。そして、子供にめちゃくちゃ優しい。
4歳の息子がやたらと声をかけられ、頭をなでなでされます。
これも文化なんだそうです。子供に「チャオ」と声をかけて
愛情を分け与えるのは本当に素敵だなと思いました。
あちらのトラベロコのアテンドガイドさんと話もしたのですが
日本とイタリアのいいところをうまくミックスできたらいいね♪

そんな話をしました♪



皆様もぜひ誇りと自信をもって日本のファッションを
世界に見せつけてあげましょう。笑