人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

第3話 塾も大学受験もなし。パパだから、ママだからは差別用語。「フィンランドで見た未来の暮らし」







第3話

「フィンランドで見た幸せな暮らし」




幸せな国ランキング1位。学力ランキング1位。

生産性は日本の1.5倍という、

フィンランドの暮らしや教育を知りたいということで、

今回、保育園&学校視察に行ってきました。

ちなみに日本は幸せな国ランキング43位らしいです。









未来のありかたを見る




フィンランドにあったのは、

日本の20年先をいくような未来の姿でした。

子供たちに考えさせる自由な教育。

先生のみんなで考えるカリキュラム。

生徒のみんなで考える授業。

一人一人の子供の幸せを考ること。

その子にあったありかたを

考えてあげるの教育。



フィンランドでは、塾や受験勉強という概念は

一切ないそうです。日本の塾や受験勉強の話を

したところ、「ありえない」という声をいただきました。

※今回、見学にいった保育園の一部は

マリメッコさんが住んでいた築100年の

元お家だったそうです。それぞれのクラスごとにも

カルチャーがあり、それぞれの方針やそれぞれの

カリキュラムは先生たちが考えて実行するそうです。







塾も大学受験もなし




フィンランドでは、小さな子供のころから

社会を知り、自分の歩む姿を友人や先生や

先輩と一緒に考えながら教育が進むそうです。

大学への進学が当たり前という概念もなく、

その子にあった歩む道に応じて

自由に教育を歩ませるのが普通なのだそうです。



それを聞いて、とっても驚きました。

私自身、大学を1年で辞め、

社会を学びたく自らインターンシップの道に進み

受験勉強や塾や大学の必要性に強く疑問を

感じた一人でもあったので、とても学びになりました。

今の日本のありかたでは、

子供たちが生きる力や、幸せに暮らす力を

身につけれる環境をほとんど用意できて

いないのではないかと改めて思います。

フィンランドでは子供は国の宝であり

一番の資産だという方針が決まり

このような方針になったと聞きました。








パパだから。ママだから

というのは差別のようなもの




また、フィンランドでは素敵に生きる女性が

とっても多いことに気づきます。

男女平等ということも20年前から育まれ

ママだから、パパだからというのは

差別用語の時代遅れのようなものに

なってきております。



ワークシェアが進み、ママもパパも

17時には仕事が終わり、

そこから家族の時間、もしくは

プライベートの時間が始まるのが普通。

家事も育児も男性、女性関係なく共同にする社会。

国の政策により待機児童は地方自治体に罰金。

会社も残業なしが基本。楽しく仕事をするという

考えかたが普通。国民の女性の8割がフルタイムで

働いているそうです。また、国会議員の4割が

女性なのだそうです。地方分権や権限移譲が

基本の方針で、みんなや地方を信頼し、

先生や学校を信頼しみんなに考えて決めてもらう方向性。

なのだそうです。学校もそれぞれ自由に先生方で

方針や方向性や内容を決めれるそうです。









幸せな国ランキング1位

の意味




人々も国を信じ、先生を信じ、仲間を信じ、

会社を信じる社会がある。それが普通なのが

フィンランドだと考えていただければと思います。



昨今の北欧グッズやライフスタイル人気を、

ただの人気で終わらせてほしくなく、

このような価値観や暮らし方の

ベースにあるものごとや、ありかたを

ぜひ伝えていきたいなと私は思いました。



それはまるで、日本の20年先を行くような

豊かで幸せな社会のありかたを見た気分でした。

幸せな国ランキング1位の意味を感じました。









ワンピースも

未来のための

モデルケースを

つくります。




家族を大切にし、会社の仲間を大切にし、

国や地域を大切にし、友人を大切にし、

多種多様な考えかたが受け入れられ、

いろんな人を認めあえたうえで、

心豊かに生きる人が増えるような

社会になったらいいなと思う

正月時間でございました。

ワンピースとしても、この日本のあるべき

未来の姿のモデルケースをつくれるよう

取り組んでいければと思っております。