人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

よりよい未来をつくるために。私たちができること。

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世界一素敵な人を育む場所へ。

 

 

私が最近考えることは、

もっぱら、これから歩もうとしている

みんなの歩みにどんなヒントを

届けることができるかなということです。

 

 

その考え方は、フロー教育という考え方から

ヒントを得ることが多いです。

アメリカに、サドベリーという学校があります。

その学校のスタイルは、これからの

教育のありかたに、光を与えるとともに

会社のあいかた、家族のありかたにも

ヒントを与えるようです。

 

 

人と人が関わりあうということは

原始的な時代、

1000万年前からはじまったこと。

その中で、育まれた遺伝子や脳が

みんなの中に眠っているのではとも

思います。言葉にならないような

世界ではありますが。

 

 

人を愛する気持ち。

仲間を愛する気持ち。

仲間のために命をかけれる魂。

大人になっても忘れない好奇心。

人と人のつながりの中で学んできた歴史。

信頼でつながった人と人の関係。

今の世の中に、忘れ去られてしまった

ようなことを取り戻す時が

きたのではとよく思います。

 

 

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失いかけた大切なことを取り戻す

 

 

人と人とのつながりが薄れ

信頼というものを感じる機会がなくなり

仲間という言葉でさえも聞かなくなり

遊び心を失いかけ

愛を受けることも、届けることも少なくなり

喜びあったり、笑いあったり、泣きあったり

そんな人間的なことを感じれることが

できなくなってしまったのが

日本なのではないかなと改めて思います。

 

 

だからといってすべてが

悪いというわけではなく

これまで培ってきた日本人の歴史を

踏まえ、さらによりよく生きる人たちが

増えるように、これから生まれ大人になる

子供たちのために誰かが始めなければ

ならないのではと思うのです。

 

 

そのためにも、まずは私たちから

そういった失いかけたものごとを

日本の社会に取り戻せるように

そうして、喜びや感動や幸せが

溢れる日々がくるように。

取り組んでいければいいなと

思うしだいであります。

 

 

今日はサドベリーにまつわる本の中から

ほんの少しご紹介させていただきます。

子供たちという文字をそのまま受け取って

もいいですし、子供という文字を

大人、教師という言葉を会社におきかえて

とらえても、すごく考えさせられます。

 

 

人を信じる

 

 

本当の意味を考えさせられます。

そして、このワンピースという場所が

世界一、素敵な人を育む場所に

なればいいなと願うばかりです。

 

 

 

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サドベリー・バレー校の最も興味深い点のひとつは

「学習」に対する態度です。

この学校はいまから2千年以上前、古代ギリシャの

哲学者、アリストテレスがその著の書き出しで

述べたある前提、つまり

 

「人間とは生まれつき好奇心を持つものである」

 

を土台として出発しています。

この言葉は、人間とはその生の固有の一部として

常に学んでいく存在である、との意味合いを

含んでいます。

 

それはまた、自分に備わったナチュラルな傾向に

従い、自分のしたいことを毎日欠かさず続ける

ことで、子供たちは学んでいく、ということ。

 

この学校に入るやいなや、年齢に関係なく

子供たちは自分自身の主人公となるのです。

自分自身に責任を持たされるのです。

誰のものでもない自分の人生の

コースを左右する決断を自分で下していくのです。

 

スタッフがいて、自然に恵まれたこの学校は

学習のソース(源泉)を提供します。

その扉は、求められたときに必ず開きます。

しかし、求められなければじっと待っている。

 

サドベリー・バレー校の教育哲学、信念は

いたってシンプルです。

即ち、子供たちは、人間性の本質である生来の

好奇心に衝き動かされることで、

自分を取り巻く世界に分け入り、それを我がもの

としていく途方もないエクササイズを

続ける努力家である、と。

 

この学校ではいつも、大きな子も

小さな子も年齢を超えて一緒に学んでいるのです。

語り合い、遊びあい、育っていく。

彼らは成長するにつれ、自己とは何かという

アイデンティティ意識を強め、将来の

目標を設定していきます。

デモクラシーがあり、子供たちとスタッフ

一人一人に運営をする権利があり

自分たちで運営をするかたちをとってます。

おかげで、学校崩壊もなければ、

落書きも、ありません。代わりに、ほかの

学校からは消えてしまった、

開放性と信頼があります。

 

卒業生のインタビューの結果、

その後、この子達が人生を幸せと

感じ生きている割合は驚異的な数字が

出ております。

 

私たちは開放的で正直で

信頼にあふれた

恐怖の存在しない環境を追い求めたのです。

だれ一人として不安を覚えなくて済む学校。

すくなくとも開設者であるわたしたちが

怯えるようなことのない学校の設立

それがわたしたちの目標でした。

 

権力や権威がもたらす恐怖

これこそが

わたしたちがこの学校から

一掃しようとしたものなのです。

 

 

(世界一素敵な学校 ~サドベリーバレー物語~ より)

 

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