人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

余白を持つことの大切さ。

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余白を持つことの大切さ。

 

最近これがとっても大切な考え方のひとつだなと

改めて思うようになりました。

 

何もない時間。

余白の時間。

 

これが悪のような。

これがいけないかのような風潮があるのが

このビジネスの世界だったり現代のありかた。

 

予定をつめこむ。

めいいっぱいまで1日がんばる。

がんばることを強制する。

自分もがんばっているのだから

相手にもそれを要求してしまう空気。

 

普通にある出来事のひとつかもしれませんが

最近、こんなことがありました。

 

1週間のうち1日余裕のある1日をつくる。

仕事を途中で切り上げて早く帰ってみる。

仕事を減らす。

家事を分担する。

子供を思い切って預ける。

思い切ってやらない仕事を増やしてみる。

 

そんなことをしてみたところ。

余裕のある時間が増えたところで

新しいワクワクの種が舞い込んでくる。

新しい喜びや幸せの感じ方をすることに気付く。

新しい解決策を思いつく。

遊びの余白ができ、また新しい会話や

コミュニティが生まれ。また新しい進化が生まれる。

 

ある人にいたっては

世の中に作り出したい

新しいコンセプトに気付く人もいれば。

 

新しい仕事への向かい方に気付く人も

現れました。

 

人というものは

ほっとけば、やらなくてはいけないことが

増えていく生き物。

 

まるでクローゼットや食品庫や部屋の片隅。

ほっておけば荷物やよくわからないもので

埋まっていく。

もうどこに荷物を置けばいいかも、整理すれば

いいかもわからない状態になる。

ときに、部屋を整理し。いらないものを捨てたり。

 

 

それは人の1日。人の人生の歩みにも

あてはまるのかなと思いました。

 

人生に余白を持つこと

 

 

それは喜びの原点だったり

新しい種やきっかけの原点だったり。

新しい歩みのはじまりだったり。

するのかなと思いました。

 

 

私もこうして

文章を書く余白の時間を持つことで

何か新しいヒントを書きながら

思いつく時間ができました。

 

 

皆さまもぜひ週に半日でも数時間でも

何もしない余白をつくってみると

きっとよいことが起きる

種になるのではないかと思いますので

ぜひトライしてみてください。

 

 

この考えにいたった

老子の1節をご紹介させていただきます。

 

 

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「空っぽ」こそ役に立つ

 

遊園地の

大きな観覧車を想像してくれたまえ。

沢山のスポークが

輪の中心のこしき、から出ているが

この中心のこしきは、空っぽだ。

だからそれは

数々のスポークを受け止め。

大きな観覧車を動かす軸になっている。

 

粘土をこねくって

ひとつの器をつくるんだが

器は、かならzy

中がくりぬかれて「空」(うつろ)になっている。

この「空」(うつろ)の部分があってはじめて

器は役に立つ。

中がつまっていたら

何の役にも立ちゃしない。

 

同じように

どの家にも部屋があって

その部屋はうつろな空間だ。

もし部屋が空でなくて

ぎっしりつまっていたら。

まるっきり使い物にならん。

うつろで空いていること。

それが家の有用性なのだ。

 

これで分かるように

私たちは物が役立つと思うけれど

じつは物の内側の

何もない虚のスペースこそ

本当に役に立っているのだ。

 

 

「タオ」 老子より

 

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