最近、「タオ」という本を
何度も何度も、読んでおります。
老子というものを知ってますでしょうか?
2000年~3000年前に生まれた本。
それを、今の言葉に翻訳してくれている
短編の本です。
当時は戦乱の世の中。
飢饉や災害もあったりで、
人々の心は落ち着いたり
鎮まることはない時代。
そんな時代にふさわしい君主や統治者の
ありかた。国や人としてのありかたを
説明しているような本です。
それは、今のこの日本という世の中でも
参考になる生き方なのではないかと
思い、見習うことをしようと
読んでおります。
今日は、それを少しご紹介できればと思います。
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心を空にした人
心を空にした人は、だから
定まった意見なんか持たない。
その人がリーダーになると。
人々の考え方や感じ方に
どのようにも応じられるんだ。
その人は言うだろう。
「おれは、善いものは、善しとするさ。そして
悪いものも善しとする。
それこそタオの本当に<善さ>なんだ。
おれは正直者を信用するさ。しかし
不正直者だって信用する。だって
それがタオの本当の<信じ方>だからさ」
こういうタオの人は、
世の中にいても
囚われないでいる。心は
誰に対しても自由でいられる。
人々はみんな口や耳や眼を働かせ
あれこれ言ったり見張ったりするがね。
タオの人は幼い子みたいに
微笑んでいるのさ。
出典: タオ 老子 加藤
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これからの
リーダーのありかたを模索する
ここ数年。その答えのようなヒントのようなものを
この本からいただきました。
心を空にできる器。
いろんなものを包み込める器。
そういう受け止めたり、抱えれたりする
ものがあるから、人は平穏でいられ
育まれる。
これからのリーダーに必要な
ありかたなのかなと改めて思います。