人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

「フロー」は人生に喜びをもたらす。

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「フロー」は人生に喜びをもたらす。



※たいへん恐縮ですが、今日のお話は少し

専門的で不思議なお話が多いと思います。

ご了承お願いします。




今の時代に生きるひとたちは

このフロー「無我夢中になれる」瞬間を求めているのでは

ないかと思うくらい思う。心の渇望の声が

いろんな方面から聞こえてきます。

「自分らしい仕事をしたい」

「自分の趣味を見つけたい」

「素敵に生きたい」




それを想うひとたちの背景は

今の社会の成り立ちから垣間見えてなりません。

学校教育でも、社会に出てからも、仕事を始めてからも

社会常識として認識され

その影響をモロにうけていることが理由だと思います。




つまり、今に生きる人は

金銭。地位。名誉。に対する期待や

処遇や不名誉に対する恐れ。

などによって動機づけされるよう

成人に達するまでに訓練されている。

外発的動機に反応して行動するように条件付けられている。

私たちの中で暗黙の信念となり、広く一般的な社会常識

として受け入れられている。




したがって

私たちにとって、「仕事」というものは

自分自身の心からの願望に逆らって

多くの時間を過ごすべきものであり

「遊び」というのは、たとえ無益なことであっても

好きなことをすることだ。と2分して考えている。




だから、仕事に退屈と欲求不満を感じ

遊びは罪の意識を感じることが多い。




ところが、ある研究によりと

人が喜びを感じるということを調べると

仕事。遊び。にかかわらず

何かに没頭している状態であるそうだ。

その状態を「フロー」という。




フローが喜びを生む理由




いかなる報酬も生まない、

数多くの活動に没頭する人々を調べた結果

その動機づけは内側にこみあげてくる喜びや楽しさであり

それを内発的動機という。




このことから、仕事と遊びという2分法よりも

人間にとってはそれが「外発的動機」か「内発的動機」かの

区別のほうが重要だと思うんです。




問題は今の社会全体が

「内発的動機」がほとんど無視されている

ということが大問題なのだと

心から想うのです。





それは、幼児教育。学校教育。会社も組織も

多くの人々の

「生きる力」を削いでいる。

内発的な動機そのものが

生きる力の源泉であり、喜びの源泉だから





「物足りなさ」「活力を生み出せずに悩んでいる」

そんな声を聞いたりするのですが

私のまだ少ない人生ではありますが、多くのひとたちとお会いする中で

リアルに感じた日本の現実だと思いました。




教育が企業が組織が

もっと人間らしい 「そのあるべき姿」 になったとき

あの人はあのとき、あんなに悲しみにいなくても

よかったのではないかとか

あの涙もなかったのではないか。とか

あの人はもっとハッピーな時間を過ごせたのではないかとか。

この人はもっともっと能力があるのに、未来があるのに。。。



改めて、すごく悔しく思うんです。



自分自身の記憶と連鎖しちゃうんです。

より幸せに喜びと感動がある人生を歩む人が

増える社会であってほしいと

願うばかりなのです。




そのためにも。

まずは。私たちからかなと思います。

そんな想いをこめて

今日の久本塾(経営者・リーダー研修)を

次世代のメンバー。リーダーたちに

お届けしました。




cawaii

久本