人々の毎日に幸せを / kazuaki hisamoto

enrich people's daily lives 「社会の幸せ」「人々の幸せ」「感動や喜び溢れる世界」をコンセプトに、世の中の社会課題に取り組みたいと思ってます。

会社にとっていちばん大切なことは何か?

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会社にとっていちばん大切なことは何か?

究極の本質です。

 

そもそも会社は何のために存在するのか?

その究極の答えでもあります。

 

皆様はどう思いますが。

もちろんそれぞれ答えはいろいろあると思います。

それぞれが答えでいいと思ってます。

 

 

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「シンプルに考える」

LINE創業者 森川亮 より

 

 

会社にとっていちばん大切なことは何か?

利益?社員の幸せ?ブランド?戦略?ビジネスモデル?

僕は違うと思います。

たしかに、どれも大切なことです。

しかし、いちばんではない。では、何がいちばん大切か?

 

 

僕の答えはシンプルです。

ヒット商品をつくり続けること。

これしかありません。

ヒット商品をつくり続ける会社が成長し、

ヒット商品をつくることができなくなった会社が滅びる。

古今東西、ビジネスを支配しているのは、このシンプルな法則です。

 


「利益」も「社員の幸せ」も「ブランド」も、

ヒット商品が生まれた結果として生み出されるものですし、

ヒット商品がなければ「戦略」や「ビジネスモデル」も画に描いた餅にすぎません。

だから、ビジネスの本質は「ユーザーが本当に求めているものを提供し続けること」。

それ以外にはないのです。

 


そのためにはどうすればいいか?

これもシンプルです。

ユーザーのニーズに応える情熱と能力をもつ社員だけを集める。

そして、彼らが、何ものにも縛られることなく、

その能力を最大限に発揮できる環境をつくり出す。これ以外にありません。

そのために必要なことだけをやり、不要なことはすべて捨てる。

僕がやってきたことは、これに尽きます。

 


シンプルに考える──。

これが、僕の信条です。

悩むのをやめた、と言ってもいいかもしれません。

悩むとは、なんとなく「あれも大事、これも大事」と迷っていること。

結局、何も決められず、行動に移すことができません。

あるいは、「あれもこれも」と力を分散させてしまう。

しかし、結局、人間が一度にできることはひとつだけ。

結果を出すためには、ひとつのことに全力を集中させなければなりません。

だから、悩んでいてはダメだと思うのです。

大切なのは「考える」こと。

 

 

人が悩むのは、「表面的な価値」に惑わされているからです。

だから、「何が本質か?」を考え尽くさなければなりません。

そして、最も大切なことを探り当てて、

それ以外のものは捨て去る。

シンプルに考えなければ、

人は何も成し遂げることができないのではないでしょうか?

 

 

会社も同じだと思います。

「表面的な価値」を「本質」と取り違える愚を犯してはなりませんし、

人材、資金、時間などの限られたリソースを、

「あれも大事、これも大事」と分散させてはなりません。

 


「ユーザーのニーズに応える」という「本質」に全力を集中させる。

それ以外に、ビジネスを成功させる方法はないと思うのです。

だから、僕は、LINE株式会社の社長に就任したときに、こう心に決めました。

 

「年齢、職歴、役職に関係なく、

ユーザーのニーズに応える情熱と能力がある人間が主導権をとる。

そして、クオリティの高いプロダクトを、

どこよりも早く出す。ルールはこれだけだ」

 

そして、そのような環境を生み出すうえで邪魔になる考え方を、

自分のなかから徹底的に排除していきました。

かつてMBAで学んだことや経営書で読んだこと、

常識とされていることにとらわれることなく、

試行錯誤を繰り返しながら「実質」のみを追求したのです。

その結果、次のような方針が確立していきました。

 

 

「戦わない」

「ビジョンはいらない」

「計画はいらない」

「情報共有はしない」

「偉い人はいらない」

「モチベーションは上げない」

「成功は捨て続ける」

「差別化は狙わない」

「イノベーションは目指さない」

「経営は管理ではない」

 

 

驚かれる人もいるかもしれません。

たしかに、これまでの常識に反することばかりです。

しかし、これらの方針はLINEを生み出したチームで今もまさに実践していることです。

だからこそ、彼らはLINEを短い期間で、世界数億人のユーザーに利用される

グローバルサービスに育て上げることができたのです。

 

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ブログでこんなたいそれた文章を書くのも

どうかと思いましたが、

書かせていただきました。

 

 

本当にシンプルです。

ただただ、シンプルです。

 

 

人々のためにどんな貢献ができるのか。

人々が求めている本質的をつきとめて、それを提供できるか。

 

 

大切なことは

ただただ、それだけなんだと思います。

もちろん、そのために、会社のスタッフ全員が当然のごとくハッピーでなければならないし、数字も、社内の環境も、デザインも、マーケティングも、教育も、採用も、あげればきりがないですが、

 

 

 

それもすべては、

「人々が本当に求めている本質的なものを提供し続けること」。

そのコンセプトを実現するためであると思います。

 

 

 

99%くらいの愛をもって

人々に貢献したいと思えるかどうか。